同年代のお子さんを持つお母さんの、何かの参考になればと思い、過去に、当教室が、「あさひファミリー」という新聞の北摂版に知能教育の考え方をもとに読者の質問に対して回答していた内容を抜粋して、ご紹介していきます。

 Q 4月から長男が小学校に入学します。でも、何をやらせても動作がスローモーなので、勉強が始まったらみんなについていけるのだろうかと心配です。何か教室にでも通わせて訓練したほうがいいでしょうか。
 A まず、お母さんは、「もうすぐ1年生」ということで、昨日まで幼稚園児だったお子さんが、全く”別人格”になるような錯覚をしていませんか。そして「さあスタート」とお母さん自身がもう走り出しているのではないでしょうか。

 ある知能教育学者は、同じ1年生でも、一般的に知能年齢には約4歳の開きがあるとしています。そんな子供たちが、いっせいに同じ教室で学び始めるのですから、他のお子さんと比べたり、どれだけ覚えたかという結果だけを見ているのでは、一人一人の良さが生かされません。

 あなたのお子さんの場合、スローモーだといわれますが、じっくり物事に取り組むタイプかもしれませんし、あるいは几帳面なのかもしれません。一概に決め付けずに、角度を変えて見つめ直してあげて下さい。

 小学1~2年生は、知能の発達段階で言うと、自分の考えで行動しようとする意欲が芽生える時期です。だからこの時期は、水から学ぼうとする子供の意欲や知的好奇心、集中力といったものを、母親は上手に受け止めて認めてあげることがこれまで以上に大切なのです。遅れないように急き立てるのではなく、速くやりたくなる意欲付けを考えて見ましょう。

 お母さんは、子供にとって、世界で一番心強い見方です。振り返ったら、いつでも優しいお母さんが見守っていてくれる安心感が、子供を勇気づけ、真の意欲を育てていくことになるでしょう。

 今回ご紹介したのは、入学前のお子さんをお持ちのお母さんからの質問で、時期的には少しずれていますが、同じような悩みをお持ちのお母さんがたくさんいらっしゃると考えてご紹介しました。