今年のキャンプを振り返ってみます。
往路は例年通りの路線バス長野行きです。長野駅で長野電鉄に乗り換え、終着駅湯田中の一つ手前、夜間瀬まで1時間30分くらいかかりました。無人駅の夜間瀬にはライムライト(当教室の常宿)から小型バスでご主人が迎えに来てくださって9時過ぎに到着。
長野電鉄
20室以上の客室があるペンションですが、いつも夏は貸切。食堂もラウンジも畳敷きの大広間とバーベキュー場も貸切。これが9名の子供たち?と何度か思ったほど、我が家のごとくのびのびと活用したのです。部屋割りは、女子(4年、3年、1年)、男子(4年、3年、1年)、年長(3名)の3室に分かれ指導者1名が加わりました。部屋に入ると各自の持ち物の置き場を決めました。
朝食は、長いテーブル4台くらいをつないで、パンでもご飯でも好きに選んで自分でとるようになっていて、黄、赤、緑、紫、白と色とりどりの食物デザートからドリンクまで、とても食べきれない豊かさです。食べ物アレルギーの子の食べ物には指導員が黙って目を注いでチェックしていました。取り箸やトングを使って上手にとるように、何度とりにいってもよいから食べられる分量だけをとり、食べ残さないようにするなどは、食事のたびにそれとなく声をかけるようにをしました。かなりの偏食は察しられましたが、不思議と最初からデザートやドリンクという子はいませんでした。

前夜が夜行バスであったことも考えて、長めのお昼寝の時間をとる(2日目以降はなし)。その後は、夕方まで自由時間。外に出て持ってきた網で虫を追いかける子、宿の中を運動場のごとく駆け回る子(「廊下は走るな!」と注意しているが・・・)、それぞれだがみんな元気。お風呂は年長さん以外はみんな子供だけで大丈夫。お家より大きなお風呂は大人がいないほうが楽しいらしい。夜は恒例のお楽しみ会残念ながら人数が少ないので例年のように対抗ゲームはできないが、みんなで「猛獣狩り」や「アブラハム」などを歌って踊る。 今年も、神奈川県から知能工作研究所長和田秀巳先生と今井斌几先生が参加してくださった。お二人とも知能教育の教材を造り続けている私たちの仲間である。お二人は子供たちのために、順に一人ずつ箱の小さな穴から手を入れて、片手の触感だけで中に入れてあるものを当てるという楽しい遊びを用意してきてくれた。当たるとそれがもらえて、お土産になるということもあり、年齢に関係なく本気で何度も挑戦していた。

初めて親から離れて、眠ることが難しい子が必ずいる。日中は、楽しくはしゃいで過ごした子もいざ就寝となると不安になりしくしくが始まる。年長三人のうち、一人は遠慮がちに、一人は激しくしゃくっている。電灯を消して二人の間に横たわる。家のことを話題にせず、明日の楽しいスケジュールを予告し、「お泊りしないとできないのよ」と話して、腕の辺りでお互いの体温を感じるくらいに近づいて横になった。やがて静まって呼吸が規則的になって、ほっと緊張が解ける。 キャンプには、現地で3泊するのだが、幼稚園のお泊り保育のように一泊だけではだめだと考えている。二晩目からは誰も泣かないで、家から離れた寂しさを乗り越える。どうにか泊まれたのではなく、やろうと思えばできた自分を確認するのである。 確認といえば、キャンプでは毎年やっているのが、キャンプでの行動の努力目標チェックである。一日が終わって眠る前、自分たちの部屋で三人がテーブルを囲んで一日を振り返って行動の努力目標が達成できたかどうか、項目ごとにチェックしてシールを貼る。~しないという禁止条項ではなく、~できたと肯定的にとらえて自分で査定する。まじめに考えている年長さんが「一人で頭を洗えた!」といってシールを貼っていた。